先日、自宅の無線LAN環境を、Cisco Aironet 1242AGから1252AGへ機器をリプレースを行ってみました。
ですが、我が家にあるパソコンは、とても古いのばかりで、11nに対応した機器を持っていなかったことに気づき、急遽、USBタイプの無線LANクライアントアダプタを購入。
まずは、買ったのは、
Planex GW-USEco300を買った。我が家のAPでは、11a対応の物は、SSIDに-aをつけているのだが出てこないということに気づき、買ったアダプタが11aに対応していないことが発覚( ;´Д`)。
とりあえず、無線APの設定を確認し、まずは、11n(2.4GHz)で動くように調整して、確認してみました。
300Mbpsで繋がっているのがわかります。
ちなみに、
# show dot11 associations all-client
とたたくと、接続されているクライアントの諸情報がわかります。
# show dot11 associations all-client
Address : 0022.cfe0.xxxx Name : NONE
IP Address : 192.168.xxx.xxx Interface : Dot11Radio 0
Device : unknown Software Version : NONE
CCX Version : NONE Client MFP : Off
State : Assoc Parent : self
SSID : tomocha
VLAN : xx
Hops to Infra : 1 Association Id : 1
Clients Associated: 0 Repeaters associated: 0
Tunnel Address : 0.0.0.0
Key Mgmt type : WPAv2 PSK Encryption : AES-CCMP
Current Rate : m7.- Capability : WMM ShortHdr ShortSlot
Supported Rates : 24.0 36.0 48.0 54.0 m0. m1. m2. m3. m4. m5. m6. m7. m8. m9. m10. m11. m12. m13. m14. m15.
Voice Rates : disabled Bandwidth : 40 MHz
Signal Strength : -43 dBm Connected for : 1089 seconds
Signal to Noise : 52 dB Activity Timeout : 60 seconds
Power-save : Off Last Activity : 0 seconds ago
Apsd DE AC(s) : NONE
Signal Strength が -43dBmなので、比較的近いというのがわかるはずです。
Supported Rates や Current Rate という記述があり、これは、クライアントがサポートしている速度を示しており、mXの意味は、
Chapter 6 - Configuring Radio Setting Configuring MCS Ratesの記載が詳しいですね。
# IOSのバージョンが古いドキュメントなのであれですが。。どうやったら、新しいバージョンのドキュメントを見つけれるのだろう....
m7. 40MHz ということは、150Mbpsを意味していますが、m7.- なので、150M〜と読めば良いのでしょうか。マニュアルを探したのですが説明を見つけれず....
ちなみに、iPhone, iPadは、m7. と表示されていたので、150Mbpsまで対応している物と思われます。
まずは、こういった環境で、2.4GHzの11nの環境で、300Mbpsでリンクがあがっている状況で試してみました。
300Mbpsでリンクしており、20%程度。すなわち、60Mbpsほどしか出ていません。
出来れば、120Mbpsぐらいは出てほしかったのですが、これは、2.4GHzの宿命でしょうか...
ちなみにUSB2.0は480Mbpsで、HDD等繋いだときは実効20〜30MB/secぐらいは出るので、バスの帯域不足という壁にはまだあたっていません。
また、家の中では2.4GHzは干渉しあっており、不安定なので、5GHz帯の11n(300M)にしたかったので、5GHzのクライアントアダプタを数個買ってみることにしました。
Amazonってすばらしい。ということで、本日は受け取れないということと、JANOG32で大阪に向かうと言うことで、Amazonでぽちったら、届いていました。
次に買ったのは、
Planex GW-450Dと
Planex GW-900Dの2つ。
正直、Planexしか選択肢が無かったってことなんだけど...本当は小型の小さい物がほしく、3000円以内が予算で、11abgn(300M対応)と探したところ、ほとんど見つからない。
その中でもPlanexのサイトでわからないのは、
11abng/ac対応と書いていて、11bgnについては、150M/300Mと書いているが、11anについての記載はなく、最大433Mbps対応とか、最大900Mbps対応とか、11acのことしか書いておらず、11anの速度を知りたいんですけど、書いていない。まじめに勘弁してくれということですね。
試しに両方を買う羽目に。。。FAQなどを調べても書いていないっつー。。。規格の話は書かれても、どれがサポートしているか、仕様にきちんと書くべきだとおもうんです。
てことで、愚痴はおいといてとどいたら、インストールしてみましょう。
ドライバだけ入れさせてくれればいいのに、ユーティリティとかセットで、面倒。
Planexのアダプタを3つも買ってしまったので、以前のドライバとアプリケーションが入っているとインストーラーに蹴られると言うこと、アプリを消したらドライバまで消されるという糞仕様。
あの、
ドライバだけ単体でおいてください。
アーカイブ展開しても、ドライバがなく、インストーラー経由でインストールしないと、ドライバを展開しないという仕様はやめていただきたい。
ということで、まずは、GW-450Dから。
その前に、奈良においてある無線APは、Cisco 1200シリーズで、11abg対応だが、11aはオプション。
モジュール非搭載のをおいていたらしく、今回の検証の目的を果たすことは出来ませんでした。。
が、あまりにもひどかったので、とりあえず、何がひどかったか書くことにします。
まずは、田舎ということで、無線LANの状態は非常に美しく、きれいです。
自分のAP一個しか見えません。なんてすばらしいんだろう。干渉している感じもないのがおわかりですよね。
この環境に、GW-450Dで接続してみましょう。
まずは、専用のインストーラーを起動し、インストールを行いますが、普通のやり方はやりません。
ユーティリティを起動すると、余計なところをいじるので、勘弁してほしいと言うことと、他のアダプタがちゃんと使えなくなるので、後ですぐにアンインストールを行うため、次のようにします。
1. インストーラーでインストールを行う
2. ユーティリティーが起動され、ドライバのセットアップを行う為のメニューが出てくる
3. 何もせず終了
4. C:\Program Files\PLANEX ClientManager へアクセスし、Driverディレクトリをバックアップ
5. ユーティリティのアンインストール
6. ドライバを手動インストール
インストーラーをアンインストールすると、ドライバも消えてしまうため、このようなやり方を取っています。
で、認識したら、APへ接続してみましょう。
ちょっくら訳ありで、APの暗号設定はWEP(128bit)です。
田舎で他に電波を受信する環境が無い(敷地の外へ漏れることはない)というのも大きな理由だったのですが、脆弱性のある物なので、WPA2-PSK/AESへ変更しなきゃいけないですね。という話はさておき、Windowsの標準サプリカントで接続を行います。
すると、繋がったと思ってもリンクが落ち、超不安定でまともに通信が出来ませんでした。
こんな感じです。
正直、ゴミ以下の代物。
小さいからと言うことで選んだのですが、普通の使い方も出来ないアダプタってどういうことなのでしょうか。
Amazonで購入しているので、不良品ということで返品は確定です。
今、手元には、11anの環境がないので、JANOG32の会場と東京の家でも11anでの動作確認はしてみますが、基本の通信が使えないのはいけていないですね。
それにしても、これほどひどい物を販売しておいて、クレームなどはでないものなのでしょうか。
ググっても、そういう評判の話や不安定といった記事、そもそも、このアダプタのレビューなどがありません。
まじめに、なめられている感じがして最悪でした。
値段相応以前に、使い物にならない物を売るなと言いたいです。
そもそも、こういうのを買う人たちって、気にしないか、そういう物で不安定なのを当たり前だと思っているのか、気づいていない使い方しかしていないのか。本当に謎ですね。
次に、同様の方法でGW-900Dをドライバーをインストールし、使用してみましたが、こちらは今のところ良好で安定しています。
まずは、明日、11anで300Mで使えるか試してみることとします。
(追記)
どうやら、GW-350Dは、11anではさほど不安定ではないようです。。。
日記を書こうと思い、iPhone4S + IIJ SIM(docomo)回線でテザリングを行いながら、SSHでサーバーへ接続、viでカキカキしようとしたところ、新幹線と思わないぐらい結構安定して繋がっていた。
一番驚いたのは、SSHの切断が無かったことかなぁ。。。
RTTは120〜200ms ぐらいをうろうろでした。。。
一応参考までに。。