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わたしの日記は日々の出来事の鬱憤晴らしの毒だし日記がメインです。 相当病んでいます。くだを巻いています。許容出来る方のみのアクセスをお願いします。 また、この日記へのリンクは原則自由にして頂いても結構ですが、 写真への直リンクを張るのはご遠慮下さい。内容に関しては、一切保証致しません。
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2016年04月19日(火) [晴れ]

[Comp][Unix] ASCII Dowango 藤田昭人 Unix考古学 Truth of the Legend

この本、私が関わっておりまして、昨年の10月頃かな、学生の頃の意地悪でたくさんお世話になった先輩に呼び出され、「おいしいもの食べさせてあげるから、ちょっとおいで。」と。某ビルで打ち合わせ。そして、この本を手伝ってくれってことで、お手伝いすることになりました。
そんなわけで、とても豪華な肉の写真があったりと、いろいろとドワンゴ様にも先輩にもごちそうになったのです。
この本の読者のターゲットは、80年代、90年代の世代の人で、コンピュータの歴史を目の当たりにしてない人たち、そして、今の歴史を知らない人たちに読んでほしいということから、ちょうど私に声がかかったようです。
この書籍では、私のことをリアルにいじられていることも書いてあります。。。ったく。。
んで、4月19日の午後に本が刷り上がり印刷所からあがってきたようです。刷り上がったよと一報もらって、受け取ったのはその5分後。さすが同じ場所にいるだけありますね。近い。そしたら、藤田さんが、「ムカツク、、、」と。そりゃそうでしょうね(^^;;)



前書きに、よこたんこと、横田真俊さん前書き担当です。

今回お手伝いをさせてもらい、感じたのは、だって、「私、生まれてないし、そういう歴史って、聞くこともないし、そもそも情報のソースがあまりないので、これ本当なの?って調べながら読むのって大変。」ということで、ものすごく時間がかかりました。元々はUnixUserの再編であったり、新しく執筆された部分などもあり、UnixUserを当時読まれていた方も改めて手に取ってみるとよいと思います。懐かしい!っていう人もいらっしゃると思いますので、価値のある一冊にしあがっているとおもいます。あ、新入社員などの研修用の本にしてもよいですよ!

目次はこんな感じ。

第1章 プロローグ:Multics

1.1 Multicsの開発 ― Unix 誕生の契機
1.2 Project Whirlwind
1.3 ARPA
1.4 Multics

第2章 PDP-7 Unix

2.1 Ken ThompsonとDennis Ritchie
2.2 Multics Project 撤退直後の混乱
2.3 開発用コンピュータの調達
2.4 Space Travel
2.5 PDP-7 Unix
2.6 TMG
2.7 Programming Language B

第3章 First Edition Unix(Version 1 Unix)

3.1 私のグループ
3.2 起死回生の妙案
3.3 PDP-11
3.4 QED - Ken Thompson のバックキャリア
3.5 roff
3.6 First Edition Unix(Version 1 Unix)

第4章 Third Edition Unix(Version 3 Unix)

4.1 Small is Beautiful
4.2 1972-1973の状況
4.3 C 言語の開発

第5章 デビュー

5.1 学会発表
5.2 BBNのLISP研究
5.3 PDP-10の登場
5.4 デマンドページングによる仮想記憶
5.5 TENEXの人気
5.6 TENEXの評価

第6章 Programmer's Workbench

6.1 Fourth Edition Unix
6.2 1974 年から1975 年の状況
6.3 Programmer’s Workbench

第7章 Seventh Edition Unix(Version 7 Unix)

7.1 新たなスタンダード
7.2 Portable C Compiler(PCC)
7.3 Unixカーネルのポータビリティ
7.4 Interdata 8/32
7.5 Seventh Edition Unixの意義

第8章 Unix at Berkeley

8.1 Unixのサポート
8.2 UCBでのUnixの導入
8.3 PostgreSQLの祖先Ingres
8.4 そのころのUnixは?
8.5 50 Bugs

第9章 Berkeley Software Distribution

9.1 Unix 互換OS
9.2 Pascal: モダンなプログラミング言語
9.3 Pascal 誕生
9.4 UNIX Pascal System
9.5 Editor for Mortals

第10章 UNIX 32/V

10.1 BSTJ UNIX特集号
10.2 VAX-11/780への移植

第11章 Third Berkeley Software Distribution(3BSD)

11.1 Richard FatemanとMacsyma
11.2 仮想記憶機能のサポート
11.3 Third Berkeley Software Distribution(3BSD)

第12章 ARPANET

12.1 ARPANET (1) - コミュニケーションデバイスとしてのコンピュータ
12.2 1969年のアメリカ社会の情勢
12.3 ARPANET (2) - インターネット前史
12.4 DARPAと4BSD

第13章 4BSD

13.1 DARPAからの支援
13.2 4BSD
13.3 4BSDのパフォーマンスチューニング
13.4 4.1BSD

第14章 4.2BSD/4.3BSD

14.1 4.2BSD
14.2 4.3BSD

第15章 ワークステーションのコンセプト

15.1 コンピュータのパラダイム
15.2 パーソナルコンピュータのコンセプト

第16章AT&TとUnixライセンス

16.1 オープンソースの文化
16.2 巨大企業AT&T
16.3 独占禁止法訴訟とUnixライセンス

第17章 Unix Wars

17.1 第1ラウンド:SystemV vs. BSD
17.2 第2ラウンド:UI vs. OSF
17.3 Unix Warsの最期

第18章 エピローグ

18.1 4.3BSD Tahoe
18.2 4.3BSD Reno
18.3 4.4BSD

付録A Unix 関連のトピック
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