近畿大学2003年度シラバス
最終更新日:03/02/05
<理工学部(H14年入学以降)>
社会学
科目コード:00c070122
町口 哲生 (マチグチ テツオ)
開講年次:1年次 単位:2単位
開講期:1セメスター,2セメスター
科目区分:共通教養科目
必修・選択の別:選択科目
英文タイトル:Sociology

■授業概要
現代の日本社会におけるサブカルチャー、つまりアニメ、マンガ、ゲーム、ファッション、雑誌、身体改造(プチ整形、ピアッシングとタトゥー)、ロボット、音楽などを取り上げ、カルチュラル・スタディーズ(CS)などの社会学で分析する。授業は教科書以外に、プリントやビデオ/DVDなどを教材とし、講義形式で行う。以下の授業計画はあくまで予定であり、旬のサブカルチャーを取り上げ分析するため大幅に変更する可能性あり。
第1回
ガイダンス
第1回 講義詳細
授業内容の簡単な紹介
第2回
カルチュラル・スタディーズ
第2回 講義詳細
サブカルチャーとは何かを、カルチュラル・スタディーズ(CS)を援用して解説
第3回
アニメとCG
第3回 講義詳細
日本の「機動戦士ガンダム」以降の商業アニメの歴史を概観
第4回
マンガ
第4回 講義詳細
日本の80年以降のマンガの歴史を概観、現在人気のマンガを記号論的に分析
第5回
ゲーム
第5回 講義詳細
メディアミックスのシステムと、日本のアーケードゲーム、ビデオゲーム、PCゲームの歴史を概観
第6回
社会学理論
第6回 講義詳細
サブカルチャーとは何かを、ボードリヤール、トムリンソン、ブルデューらの考え方で再定義
第7回
ファッション1
第7回 講義詳細
日本のファッション史を概観、90年代以降の新世代デザイナーを紹介
第8回
ファッション2
第8回 講義詳細
カルチュラル・スタディーズ(CS)のファッション論、欧米で注目されるファッションデザイナーを紹介
第9回
雑誌
第9回 講義詳細
日本のサブカルチャー雑誌を紹介、女性誌と男性誌との違い
第10回
身体改造
第10回 講義詳細
プチ整形、ピアッシング、タトゥーなどの現状、モダン・プリミティヴとは何かを分析
第11回
ロボット
第11回 講義詳細
ロボットの歴史や種類、人間型ロボットとロボットアニメとの関係、
第12回
ジャパニゼーション
第12回 講義詳細
欧米における日本のアニメやマンガの受容状況、アメコミやバンデシネとの違い
第13回
音楽&講義のまとめ
第13回 講義詳細
80年以降の日本の音楽史、テクノ・ミュージックのジャンルと最前線、講義のまとめ
※到達目標
社会学の新しい理論であるカルチュラル・スタディーズ(CS)などにより、現代日本のサブカルチャーを深く理解できるようになることが目標である。
■教科書
「INTORODUCING カルチュラル・スタディーズ」 毛利嘉孝他(翻訳)ジャウディン・サルダー他(著) 作品社 \1,400 (2002)
■参考文献
「現代文化スタディーズ」 大越愛子・堀田美保(編) 晃洋書房 \2,300 (2001)
その他は授業中に適宜紹介する。
■試験方法
レポート(予定)
■成績評価基準
レポート50%・出席状況50パーセントで評価する。なお出席率60%以上が単位を取るための最低条件とする。
■研究室・E-mailアドレス
tetsuo_m@earth.endless.ne.jp



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