東大阪市消防局に13日午前0時22分ごろに入った連絡によると、同市内の複数の市民から近畿大学の原子力研究所付近で「ボーン」という爆発音があり、黒煙が上がったと通報があった。同消防局によると、爆発があったのは同研究所北側の理工学部15号館1階で、約400立方メートルの液化窒素タンクが爆発したとみられる。けが人はいないという。
同大によると、学生の実験中にガスが漏れたらしい。原子力研究所には出力1ワットの研究用原子炉1基がある。近大の学生のほか、各地の国公立大で原子力を学ぶ学生が訪れて共同研究している。
今回、事故があったのは、原子力研究所とは別の建物。(毎日新聞)