新宿で開催されたさくらの夕べで、「さくらのクラウド」の価格が発表されました。

以前、Amazon EC2の半額以下で提供すると 報道されてしまったさくらのクラウド。どれぐらいの価格で提供されるのでしょうか。
プレスリリース前に一部公表されましたので、紹介いたします。

公式な発言ではない！と言っていたとのことだが、報道されてしまっては、実現するしかない。ということで、AmazonEC2の半額程度になるように、横田氏ががんばって電卓をはじき、計算をしたとのことです。

さくらのクラウドの課金形態として、次のものがあると説明4つ。

• サーバ(CPU、メモリ)
• 追加ディスク
• ネットワーク(スイッチ、IPアドレス)
• スナップショット

そういうわけで、掲載された価格比較は次の通り、AmazonEC2とNiftyクラウド(So-netクラウド)を大きく意識した表となっている。/P

あのクラウド： AmazonEC2、そのクラウド： Niftyクラウド( So-netクラウド)

そういうわけで、今回価格表が掲載されました。

そのほか、スイッチについては、5,000円で提供されるそうですが、アドレスブロック割り当てについては、今回の15日にはリリースしないようです。

ネットワークについては費用が発生しませんとのこと。20日までの利用は日割り計算で行われ、それを超えると自動的に月額料金になるため、最初から「月額料金」か「従量課金」を選択する必要がないようになっている。

このさくらのクラウドのコンセプトについては、開発者思考のシンプルクラウドで、必要なものがあり、不要なものは無いということ。VPSとクラウドは別物、VPSをクラウドと呼んではいけない。我々はクラウドを作るんだ。ということで、開発された。シンプルクラウド。すなわち素材としての良さ。それを皆様で料理していただいて、付加価値のあるサービスにしてもらいたいと田中氏は言う。

そのほか、安定性、性能が高い、費用対効果が高い。それがミッションでありビジョンである。

ちなみに、さくらのクラウドでは、VPSより高性能なサーバを使用し、スペックは非常に高いものを採用している。ストレージのネットワークもInfinibandを採用し、40Gで接続している。

ちなみにUNIXBENCHのスコアは、1239.1 / 6469.3 で非常に高い。

今後、SSD、IODRIVEのサポートなども考えている。そのほか、野望として、他社さんのクラウドをコントロール出来ないか考えている。当社でVMを作って、他社さんで動く。そうするとアフィリエイトで稼げる。ロックインせず、能動的に選んでいただきたい。と語る。

クラウドのロードマップ

• ルータ 12月
• ISOイメージアップロード 12月
• ファイアーウォール 1月
• 逆引き 1月
• 大容量ストレージ 2月
• コミュニティーテンプレート 3月

CentOSからGentooまで豊富なOSを用意している。

現在まだ、ベータのみですが、さくらのVPSをお申し込みは出来ますので このリンクからお申し込みください。

なお、さくらのクラウドは11月15日 15時に行われる石狩データセンター開所と同時に正式サービスインする予定だそうです。

今回、紹介された中で、石狩DCの中の写真が公開されていました。
これについては、写真撮影禁止ということでしたが、内容を書くのはNGとは言われなかったので書いちゃいます。

DCはすべて200Vで設計されており、100Vはメンテナンス用でいくつかのコンセントしか用意されていませんということ、
また、コールドアイル、ホットアイルをもうけず、リア側にはビニールのカバーをかけ、ラック上部から強制排気を行って居ると言うことです。

そのほか、ストレージについては、Sun Fireを使用している写真がありましたが、おそらく想像するには、Sun Fire X4170M2を使用されているのではないかと考えられ、Sunというと、もう、ZFSしか無いのかなと。SANはネイティブとおっしゃっていました。。。

プレスリリースでたね。