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IRCNet-JPの同時接続数について
Too many host connections などで1ホストに対する接続上限がircサーバでは制限さ
れています。調べる方法は、IRCサーバに対して stats I や stats Y というコマン
ドを送ることにより情報を取得することができます。
書式は
stats I <server name> //クライアント接続
stats Y <server name> //クラスナンバー表示
となります。
2003年5月現在のirc.*.wide.ad.jpのサーバでの一般的なホストの接続制限では、主
に以下のようなホストからは、各サーバに2接続*3サーバ(nara, tokyo, fujisawa)
、計6接続することができます。
DTIや北大の場合1接続しかできませんが、wideの場合Global Limitは無制限なので、
先にDTIや北大に接続すると実質7接続可能です。DTIのコネクションが切れた場合、
DTIや北大の場合はGlobal Limit は 1 の為 wide に一つでも接続されていると、DTI
には接続できなくなります。
( Global Limitの説明は後述 )
また、逆引きホストに一切数字の入っていないホ
ストも対象となります。
sock*.*.jp
shel*.*.jp
mail*.*.jp
www?.*.jp
nat?.*.jp
ftp?.*.jp
dns*.*.jp
ns?.*.jp
gw?.*.jp
fw?.*.jp
詳細は stats I で取得してください。
それ以外のJPなホストで割り当てられる場合、最大2接続までの様です。
共用でのシェルサーバはCATV等でプライベートIPが割り当てられ、ユーザでグローバ
ルIPを共有するホスト等は各々の申請等で制限が緩められているケースがあり、1ホス
トから30接続まで可能となっている場合も有ります。
not *.jp ドメインから接続する場合及び、接続制限を緩めて欲しい等に関しての要望等をサーバオペレータに問い合わせをすることにより、制限を緩めてもらえる可能性が有ります。
その際には、JIRCC:2615 の ML にも流れましたように、以下の情報を伝えることにより対応してもらえる可能性が有ります。
- クライアント接続数を増やす対象のホスト名
- 連絡先メールアドレス
- 必要とされるクライアント接続の数
- 多数のクライアント接続が必要とされる理由
サーバオペレータへの連絡先等に関してはココに明記する必要性がないため、各自で調べてください。理由としましてはこのドキュメントにより、制限を緩めて欲しい、制限無しで接続させて欲し
いという要望がオペレータに押し寄せられるのを防ぐためです。本当に必要性が有る
のでしたら調べるぐらいは容易でしょう。
stats I および stats Y の読み方
ircサーバに stats Y (以下 Y-Line) と stats I (以下 I-Line があり Y-Line が接
続に当たっての制限状態を示しクラスナンバーが記述されています。
それに対し、I-Line はホストに対し、Y-Line で記述したクラスナンバーとセットで
記述し、1ホスト当たりの接続数を制限します。
Y-Line の読み方
読み方は以下の通り
:irc6.nara.wide.ad.jp 218 tomocha Y 0 120 600 1 18760000 0.0 0.0
:irc6.nara.wide.ad.jp 218 tomocha Y 92 90 60 1 6000000 1.1 1.1
:irc6.nara.wide.ad.jp 218 tomocha Y 97 10 0 1 100 1.1 1.1
:irc6.nara.wide.ad.jp 218 tomocha Y 150 90 0 4000 10000000 0.0 0.0
:irc6.nara.wide.ad.jp 218 tomocha Y 130 90 0 4000 100000 20.0 20.0
:irc6.nara.wide.ad.jp 218 tomocha Y 120 90 0 0 100000 2.0 0.2
:irc6.nara.wide.ad.jp 218 tomocha Y 111 90 0 0 100000 2.0 0.2
:irc6.nara.wide.ad.jp 218 tomocha Y 100 90 0 0 100000 2.2 2.2
:irc6.nara.wide.ad.jp 218 tomocha Y 99 90 0 100 100000 1.0 1.0
:irc6.nara.wide.ad.jp 218 tomocha Y 64 90 0 100 10000 1.0 1.0
:irc6.nara.wide.ad.jp 218 tomocha Y 200 600 0 3 500000 0.0 0.0
上記は irc6.nara.wide.ad.jp の2003年5月現在の状態です。
書式は、
Y <Class> <Ping Frequency> <Connect freq> <Max Links> <SendQ> <Local Limit> <Global Limit>
です。
- Class :
- 任意の数字です。I-LineのClassと対応します。
- Ping Frequency :
- サーバからpingにて応答確認する間隔
- Connect freq :
- 何秒間隔に接続に行くか。サーバリンクの時に切断された時にこの間隔で retry される。サーバ間リンクのみで利用される値。ユーザには関係ない。
- Max Links :
- 各クラスナンバー事にユーザが接続できる最大の人数を制限。
- SendQ :
- 最大のSendQを何byteにするか。これを越えると Flood します(2002年10月頃に hemp patch が適用されてから Max SendQ exceeded になりました)IRCNetでは非常に大きく、チャンネルリストを取得しようと試みる事や、who *.jp などを行った時落ちる可能性があります。
- Local Limit :
- 同一サーバ上で何接続を許可するかです。0の場合は無制限となります。0.5 と記述してあった場合、同一useridでの接続は5個までと制限されます。
- Grobal Limit :
- リンクされているすべての総接続の数です。 読み方は上記の Local Limit と同じです。
I-Line の 読み方
次にI-Lineの読み方を説明しましょう。
:irc.nara.wide.ad.jp 215 tomocha I x <NULL> *.wide.ad.jp 0 :140
:irc.nara.wide.ad.jp 215 tomocha i 210.224.* <NULL> x 0 :103
上記は irc.nara.wide.ad.jp の2003年5月現在の一部です。
書式は
I:<TARGET Host Addr>:<Password>:<TARGET Hosts NAME>:<Port>:<Class>
i:<TARGET Host Addr>:<Password>:<TARGET Hosts NAME>:<Port>:<Class>
となります。
class は Y-Line の classと対応し、そこで接続の許可した接続数および、MaxSendQ等の値が適用されます。
小文字の i は +r ( restricted ) となり、制限接続となります。irc.*.wide.ad.jp では *.jp でないホストおよび、逆引きされていないホストは +r になります。
制限としては、ニックネーム が変更できない、オペレータ権限が使えない(もらうことはできますがただの飾りです)。+t になっているチャンネルでチャンネルオペレータ権限をもらったとしてもtopicが変更できない といった制限があります。
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